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「鵜飼」(うかい)は能の演目の一つ。五番目物、鬼物、太鼓物に分類される。禁漁の罪を犯したために殺された漁師の悲劇と、その鵜飼の業の見事さ、そして「法華経」による救済を描く。 元々は摂津猿楽の榎並左衛門五郎の作品だが、世阿弥によって改作されたことが『申楽談儀』に記されている(後述)。 ==あらすじ== 安房国清澄出身の僧(ワキ)が、従僧(ワキヅレ)を伴い、甲斐国石和を訪れる。一行は所の男(アイ)に教えられた川辺の御堂に一晩を過ごすことにするが、その夜、松明を持った鵜使いの老人(前ジテ)が姿を見せる。話すうちに従僧が、かつてこの地を旅した際、よく似た鵜使いに一宿一飯の恩を受けたことを思い出すと、老人は「その鵜使いは後に、禁漁の石和川で鵜を使って漁をしたために、仲間たちの私刑に遭い簀巻きにされて川に沈められて殺されました」と語り、実は自分こそが、その死んだ鵜使いの亡霊なのだと名乗る。老人は僧の求めに応じて、懺悔のためにかつての鵜飼の業を披露する。その面白さに、老人は殺生の罪も忘れて酔いしれるが、やがて闇の中に姿を消す。 改めて所の男から事情を聞いた僧たちは、河原の石に一字ずつ「法華経」の経文を記し、それを川に沈めて鵜使いの老人を供養する。するとそこに地獄の鬼(後ジテ)が現れ、鵜使いが無事に成仏を遂げたこと、そしてそれを可能にした「法華経」の功徳のありがたさを称えて舞う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鵜飼 (能)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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